岡ちゃんブログ
- 2020/10/14 17:17
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今回は落語を一席
「弁当を持て🍱」江戸時代、殿様が鷹狩りにう馬🐎で出掛けた。
空腹を覚えた殿様が、家臣に命じるが急なことゆえ用意がない。
そんな折、近所の農家で゛さんま゛を焼き始めた。
「これは何の薫りじゃ?」「さんまにございます。」
「さんまとは何じゃ?」「」下魚🐟にて高貴なお方が食するものではありません」
「黙れ!さんまもこれへ持て!目通り許す」
家人が農家に掛け合い殿様にも差し出した🎁
魚と言えば冷え切った鯛しか知らない殿様は真っ黒に焦げたさんまに驚くが、
食してみるとその美味なこと❕ 脂が乗った旬のさんまを焼きたてで食べたのだから
旨いのも当たり前。
大いに満足した殿様は「これからは毎日、さんまを用意せよ」
言うが、それを聞いた台所方、急いで💦日本橋の河岸から極上のさんまを仕入れてきた。
「こんな脂の多い魚をお出しして殿様のお身に障ったら一大事」
と、蒸しに掛けて小骨を取り、椀ものにして差し出すことに。
殿様、怪げんな顔でそれを食すが、その不味いこと!
「これはいずれより求めたものじゃ」
「ハッ!日本橋の魚河岸より獲れたてのさんまを仕入れてまいりました」
「ああ、それはいかん!さんまは目黒に限る」
落語「目黒さんま」である。
数年前まで、高知のスーパーでは生さんま2匹百円の時代があった。
近年、さんまは記録的な不漁が続き、今年は過去最低だった去年の漁獲量を大幅に
下回る見通しだという。昨日、スーパーに足を運ぶと一匹350円也。
不慮の原因には日本近海の海水温上昇、台湾や中国の漁獲量増大が挙げられる。
旬の美味しいさんまを、しちりんで焼いて、ゆずをしぼり、心ゆく
まで食べたいものだ。
゛さんまは缶詰に限る!゙とならないように。